地方の生活は「シンプル」
地方の生活は都会ほど、
「選択肢が多く」ありません。
つまり、
地方の生活は「シンプル」です。
「シンプル」とは、
いい意味で言えば「迷いがなく」、
悪い意味でいえば「単調」です。
具体的にいえば、
ぼくの家の近所にはコンビニは1軒しかありません。
家から徒歩10分ほどのところにファミリーマートがひとつあります。
もちろん、
もっと遠くに行けばほかのコンビニもありますが、
徒歩圏内にあるのは1軒だけです。
東京の高田馬場に住んでいたときは、
徒歩圏内にコンビニが5軒以上ありました。
それこそ、コンビニの大手はすべてそろっていましたし、
セブンにいたっては近所に2軒もありました。
いまの生活のなかで、
コンビニに行きたいと思うと、近所の1軒に行くしかありません。
このように地方の生活は「選択肢が多くない」ぶん、
生活は「シンプル」になっていきます。
「シンプル」とは、
「毎日の出来事が(ほぼ)決まっている」ということです。
たとえば、
朝、何時に起きて、何時にご飯を食べ、何時に寝るか。
どこに買い物に行き、何を買い、誰と出会い、誰と話すか。
地方での生活において、
これらのことは「(ほぼ)決まり事」になります。
スーパーに行けば、
近所に住んでいる人に会います。
買い物はいつもの納豆を買います。
都会の生活でも、
「決まり事」がありますが、
地方でのそれは、
もっと多いと感じます。
その意味で、
地方の生活は「シンプル」です。
変化がなく、
落ち着いています。
毎日、変化に満ち満ちた生活を送りたい。
そう考えている人にとっては物足りないかもしれません。
毎日、違う人に会って、
新しい世界を広げていきたい。
そう考える人も、いると思います。
一方、
そんな刺激の多い毎日にうんざりしている人にとっては、
過ごしやすい場所です。
ぼくはどちらかといえば後者です。
しかし、
地方の生活に「変化」や「刺激」、
「新しさ」がないかといえば、それも違うかと思います。
地方の生活では、
都会とは違った「刺激」や「新しさ」があります。