「地方に移住」して気づいた「大切なコト」

東京から地方に移住。移住生活をしながらの気づきを書いていきます。

人は「成長」ではなく「循環」する生きもの

都会に暮らしているとき、

ぼくは無意識のうちに「成長」はよいことだと思っていました。

 

昨日よりも今日、

今日よりも明日の自分が、

より良くあるべき、と。

 

会社では常に「数字」を求められます。

その数字は前期よりも今期、

今期よりも来期、とどんどん上がっていきます。

 

より高い数字を追いかけ、

達成することは当然だと思っていました。

 

より高い数字目標を達成できることが、

自分にとって成長の証だったからです。

 

会社以外の生活の場でも、

「成長」はぼくの価値観の大前提にありました。

 

考えてみると、

資本主義社会である以上、

「成長」は社会の価値観の土台になっています。

 

しかし、

地方で生活をはじめてみて、

この「成長」は絶対的なものではないなと感じています。

 

むしろ人間の生活の本質を考えたとき、

成長は本当に必要なのだとうか、と。

 

確かに、社会を発展させるためには成長が必要です。

企業にとっても成長は不可欠です。

 

しかし一個人として、ひとりの人間として幸福に生きていくためには、

成長よりも大事な考え方があるのではないかと思っています。

 

「成長」ではなく「循環」。

ぼくの中では「循環」という言葉が一番しっくりきています。

 

大きな歴史の中で、

人間はちっぽけな存在です。

 

大きな自然界の中で、

人間は本当にちっぽけな存在です。

 

自然に囲まれて暮らしていると、

そのことが痛いほどわかってきます。

 

自然の動き、

働きの前では人間など無力な存在です。

 

人間にできること。

それは自然のめぐり(循環)にのっとって、

生きていくことではないかと。

 

そう感じるようになってきます。

 

都会生活で信じていた「成長」という価値観から解かれ、

今は「循環」が大事だと感じています。