「地方に移住」して気づいた「大切なコト」

東京から地方に移住。移住生活をしながらの気づきを書いていきます。

地方には「リスク分散」の知恵がある

多くの人は、

ひとつの企業から収入を得るかたちで生活を送っています。

 

企業に雇用され、

企業から支払われる月の給与で生計を立てています。

 

これは当たり前のように思えますが、

改めて考えてみると、不思議なものです。

 

収入や実入りを「ひとつのもの」に依存するのは、

リスクが大きく、万が一会社が倒産したら収入はなくなってしまいます。

 

地方で生活をしてみると、

収入や実入りをひとつに依存することがリスクだということが

身に染みて分かってきます。

 

例えば、

畑で野菜を育てるときにも、1種類の野菜だけを育てることは

しません。

もし病気などでその種類の野菜がやられてしまったら、

全滅してしまうことになります。

 

なので、リスク分散の観点から、

畑では複数の種類の野菜を育てます。

 

収入的にも、そのほうが安定します。

ひとつの種類の野菜に特化してしまうと、

その野菜の価格が下がったときに、影響をモロに受けることになります。

だから、農家は複数の野菜を育て、変化に対応します。

 

このように地方生活は、

リスクをうまいこと分散して成り立っています。

リスク分散の知恵が、生活の様々な場面で見て取ることができます。

 

振り返ってみると、

都会生活は「ひとつに集中する」という生活スタイルなのかもしれません。

 

会社のオフィスも新宿や新橋など一部の地域に集中しています。

 

個人のライフスタイルを考えても、

ひとつの会社に所属し、その会社に忠誠を誓い、

家族や私生活よりも労働を重視します。

 

そのような都会型の「集中的生活」は一方では楽かもしれませんが、

大きなリスクもはらんでいる気がします。

 

特にこれからは変化の時代です。

どんな会社も永続的に存在するとは限りません。

 

まずは収入をひとつの会社から複数へと分散していくこと、

それが大事だなと改めて感じます。