「地方に移住」して気づいた「大切なコト」

東京から地方に移住。移住生活をしながらの気づきを書いていきます。

家計の「調達」と「内製」

強い企業(収益性の高い企業)は、

自社が「担当する仕事」について明確な判断基準を持っています。

 

言い換えれば、

「調達」と「内製」のバランスが取れています。

 

たとえば、

ラーメン屋であれば、1杯のラーメンを作るプロセスすべてを

行っているわけではありません。

 

ラーメンを盛る器は取引先から手に入れ(調達)、

ラーメンの麺は得意先から購入し(調達)、

鍵となるスープと具材だけを作っている(内製)かもしれません。

 

1台の車、たとえばトヨタ車であっても、

そのすべての部品をトヨタが内製しているわけではありません。

そこには「調達」と「内製」の絶妙なバランスが存在しています。

 

このことは「家計」(家族運営)にも応用できると思います。

「家計」においても、「調達」と「内製」のバランスを考えていくこと

が大事ではないでしょうか。

 

たとえば、朝ごはん。

朝ごはんひとつをとっても「調達」と「内製」の判断ができます。

パンやおにぎりなどを「購入(調達)」してもよいですし、

ごはんとみそ汁、焼き鮭などを「料理(内製)」しても構いません。

 

これは各家庭の判断によるでしょう。

 

たとえば、子育て。

ベビーシッターや保育園などに「預ける(調達)」することもできるし、

自宅で「面倒をみる(内製)」こともできます。

 

このような細かな部分における「調達」と「内製」の判断の積み重ねが

家庭の個性みたいなもの(ライフスタイル)を作っていくと感じます。

 

ちなみに我が家の方針は、

「内製できるものは内製する」です。

 

たしかに「調達」をしてしまえば楽は楽です。

時間も体力も節約できます。

しかし、調達をすることで失われてしまうものもあります。

それは「技術(スキル)」みたいなものだと思います。

 

たとえば朝ごはんを「調達」で済ませてしまえば、

「料理をする技術」は身に付きません。

 

「技術(スキル)」は家計を運営していくうえでとても大切ですし、

なにより「家庭の個性(ライフスタイル)」を作る上で欠かせないもの

だと思います。