「地方に移住」して気づいた「大切なコト」

東京から地方に移住。移住生活をしながらの気づきを書いていきます。

ひとの成長は「お金」だけでは測れない

社会人にとって、

自分の成長を測る上でもっとも大事な指標は

「お金(給与・収入)」です。

 

たいていの会社には給与テーブルがあり、

社員は、より上の階級や職位を目指してはたらきます。

 

これはサラリーマンであれば当然の習性であり、

宿命ともいえます。

 

このように「成長の尺度」を「お金(給与)」に

換算することは、当たり前のように思えます。

 

しかし、

今の時代、給与は右肩上がりに上がるわけではありません。

 

大企業で一生を勤め上げる人も減っています。

転職が前提の社会であり、給与も思うように上がるわけではないでしょう。

 

その結果として、給与が思うように上がらないと、

自分は成長してないのではないか、と考えがちです。

 

しかし果たして、本当にそうでしょうか、

とぼくは思います。

 

そもそも、

ひとの成長をお金というひとつの基準で測ることなど

できるのでしょうか。

 

ぼくはできないと思います。

 

ひとの成長は「お金」では測れないものが

たくさんあります。

 

たとえば、

こどもの成長もそのひとつです。

 

子供は生まれてから働きはじめるまで

あらゆる面で成長します。

しかし、

子供が「より稼げるようになっているか」というと

そうではありません。

 

子供の成長は「金銭的価値」によって測ることはできません。

 

ところが大人になり、社会人になると、

成長の指標が「お金」のみになってしまう。

これは不思議なことだと思います。

 

大人にも「金銭的価値」以外の成長の指標は

たくさんあります。

 

それらは「精神的な成長」と呼ばれるものです。

お金という成長尺度から一度、自由になると

このことが本当によくわかってきます。

 

思うに、

資本主義社会が「成長ゲーム」であるという前提は

悪くありませんが、

「『お金(金銭的価値)』を成長の唯一指標」にしてしまうこと

は個人にとって、あまりよくないのかもしれません。

 

成長指標が多様化し、

より多くの人が自分の尺度で成長を測れると

世の中はもっと幸福になるかもしれません。